台風13号の直撃により休館しておりました松金ホテルですが、本日夕方に電気が復旧し、館内設備および安全面の最終確認を終え、21時に営業再開のお知らせをさせていただきました。
今回の台風は、通過する前後で風雨の状況が目まぐるしく変化する、これまで経験した台風とは少し様子の違うものでした。
台風が接近し始めた当初、伊平屋島が台風の西側に位置していた時間帯は、風雨は比較的弱く、まだ外を歩くことができるほどの状況でした。
その後、台風の中心が近づき「台風の目」に入ると、それまでの風雨が嘘のように止まり、一時的に静かな状態となりました。
しかし、台風の目が通過すると状況は一変しました。
猛烈な風雨となり、まるで爆風に襲われているような凄まじい風が吹き荒れました。建物の中にいても、その威力を感じるほどでした。
ところが、不思議なことに、それから1時間ほどすると再び風雨が弱まりました。
「もう峠を越えたのだろうか」と思いましたが、後になって台風の動きを確認すると、沖縄近海で円を描くような複雑な動きをし、一時的に迷走していたようです。
その影響なのか、伊平屋島は再び台風の目に入ったような静けさとなりました。
しかし、その静けさも長くは続きませんでした。
30分ほどすると、再び強烈な吹き返しに見舞われました。
静かになったと思えば猛烈な風が吹き、また静かになったと思えば再び暴風となる――。
台風の中心付近で、その複雑な動きに翻弄されるような時間が続きました。
さらに今回の台風13号は、一度勢力を弱めた後、沖縄本島が暴風域に入った7日から再び勢力を強め、同日午後には「非常に強い」勢力にまで再発達しました。
琉球新報によると、沖縄気象台は衛星画像から台風の発達傾向を確認していたものの、再び発達した理由については「はっきり分からない」としています。
また、台風の西側では乾燥した空気を取り込んだことで東側より勢力が弱く、一方、東側では雲が発達していたとのことです。
実際に伊平屋島で体験した「台風の西側では比較的風雨が弱く、その後、猛烈な風雨へと変わった」という状況とも重なるように感じます。
長らく沖縄に住んでいて数多くの台風を経験してきましたが、今回のような事象は初めてでした。
翌朝、外の状況を確認すると、島内では車両の横転や電柱の倒壊など、各所で大きな被害が発生していました。
村内全域が停電し、松金ホテルでも電気設備や給湯設備が使用できず、電話・インターネット回線についても、停電や断線の影響により不通となりました。
ホテル周辺にも、強風によって飛ばされた木の枝や葉などが大量に散乱していました。
まずはホテル周辺の清掃を行いながら、建物や館内設備に被害や危険な箇所がないか、一つひとつ安全確認を進めました。
停電が続き、いつ復旧するのか分からない状況でしたが、本日夕方、ようやく電気が復旧しました。
その後、館内の電気設備や給湯設備などの動作を確認し、清掃と最終的な安全確認を行いました。
そして本日21時、営業を再開できる状態であることを確認し、営業再開のお知らせをさせていただきました。
台風の直撃、猛烈な風雨、島内全域の停電、そして復旧まで。
今回の台風を通して、改めて自然の力の大きさと、台風の予測の難しさを実感する数日間となりました。
休館期間中、ご宿泊を予定されていたお客様には大変なご不便とご迷惑をおかけいたしました。
また、ご心配いただいた皆様、そして電気や通信などの復旧作業にご尽力いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
松金ホテルは、本日より営業を再開いたします。
今後も安全を第一に、皆様をお迎えしてまいります。
【ご宿泊のお客様へ】
台風13号による影響が一部残っており、8月10日現在、地上デジタル放送が視聴できない状況となっております。
復旧までの間、ご宿泊のお客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
松金ホテル
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参考記事
琉球新報
「【台風13号】本島周辺で再発達、気象台の見解は? 台風の東側・西側で異なる勢力の強さ」

